ペット可賃貸のトラブル4選&即効対策|中型犬OKで客付け&+36万円の運用ルール3か条
- 築古戸建を貸したいけど、中型犬OKまで踏み切るか迷ってる
- 原状回復で大損するのが怖くて、ペット可にできない
- 何をどう対策したらええんか分からん
ペット可にしたいけど、退去トラブルで50万コースとか聞くし怖くて踏み切れん…
分かるばい。ワイも最初はビビっとった。けど蓋開けたら、中型犬OKは築古戸建との相性が抜群で、ルール3か条で固めれば即客付けまであるとよ。
ワイの物件、最近仲介から「中型犬可ですか?」の電話が入ってくる。需給のねじれが激しいけん、ここに踏み込んだ大家は一気に勝てるばい。
本記事は、築古戸建5戸を福岡で運用するワイが、中型犬OK賃貸を「踏み切る大家側」の運用ノウハウを全部出すばい。礼金2か月・契約書特約・床材防御の3か条で、原状回復リスクをほぼ潰しつつ、5年で+36万円のリターンを取りに行く設計を書くけん、空室で悩む個人大家はそのまま使ってな。
✅ この記事でわかること
- なぜ中型犬OK賃貸は供給が3〜5%しかないのか
- 大家が踏み切るべき4つの理由
- 知らんと痛い目見る4つのリスクと損失試算
- ワイの中型犬OK運用ルール3か条
- 一級建築士/現役サラリーマン大家
- 福岡で築古戸建を5戸運営
- 実体験ベースの大家ノウハウを発信中
なぜ「中型犬OK賃貸」が見つからないのか|借地借家法と供給構造の話
SUUMOで福岡市7区を実際に集計してみたら、賃貸全91,627件中ペット可は11,877件で約13%。さらに中型犬まで許容する物件は推定2〜4%しか出てこん。これは借り手目線でいうと「ほぼ選択肢ゼロ」の世界ばい。
えっ、そんなに少ないの?飼ってる人めっちゃ多いのに。
そう、需給がめちゃくちゃねじれとる。理由はシンプルで、大家が原状回復で取りっぱぐれるのを恐れるけん、ほぼ全員が「念のため小型犬まで」で止めるとよ。

背景は借地借家法+国交省の原状回復ガイドラインばい。犬の引っかき傷・粗相シミは本来「故意・過失」枠で入居者負担にできる。けど契約書特約と敷金が甘いと泣き寝入りするけん、多くの大家が最初から中型犬NGに振るんよ。
でも逆に言えば、この3つを最初の設計で潰しとけば、競合がほぼ存在しない美味しい市場になるとよ。「中型犬OK 賃貸 福岡」みたいなキーワードで毎日検索しとる借り手が、実数として山ほどおる。
中型犬OK賃貸が少ないのは「リスクが大きい」のではなく「リスク設計してる大家が少ない」だけばい。礼金・契約書・床材の3点を仕込めば、ねじれた需給を独り占めできるのが現実とよ。
ペット可賃貸でよくあるトラブル4選|原状回復・臭い・近隣・保険
ここまでで「中型犬OKは需給ねじれの美味しい市場」と分かったけど、踏み込む前に知っておくべきトラブルが4つあるばい。先にここを潰しとけば、むしろリスクは小さく、リターンは大きい設計に持ち込めるとよ。
メリットは分かった。けど、リスクをちゃんと知っとかんと怖いよ。
その通り。リスクは4つあるばい。これを知った上で「設計で潰す」のがワイの流儀。

リスクは4つあるけど、原状回復費の上振れが圧倒的に重く、残り3つは契約書特約と保険付帯確認で大半が消せるのがミソばい。
- ① 原状回復費が通常の2〜3倍|★最重要
引っかき傷・粗相シミ・噛み跡で床壁建具を全交換、通常15〜20万円→40〜60万円に膨らむ。 - ② 臭いの染み付き
脱臭・特殊清掃・壁紙全交換で+10〜20万円。さらに次客付けが1〜2か月遅延。 - ③ 近隣からの苦情
鳴き声・庭での粗相・フン放置でクレーム発生。対応コストと精神的ダメージが地味に効く。 - ④ 借家人賠責・個人賠責の補償漏れ
入居者の犬が他人を噛んだ等で、無保険だと大家に飛び火。借家人賠責1,000万円以上+個人賠責付帯を契約時必須に。
4つのリスクをワーストケースで合計するとこうなる👇
| リスク項目 | 金額 | 内訳 |
|---|---|---|
| 原状回復費の上振れ | 20〜40万円 | 通常退去比で+25万円前後(床・壁・建具) |
| 脱臭・特殊清掃 | 10〜20万円 | 壁紙全交換+オゾン脱臭 |
| 次客付け遅延の機会損失 | 5〜15万円 | 家賃5万×1〜3か月分 |
| 賠償補填(保険無し時) | 5〜20万円 | 軽微な近隣損害の自己負担 |
| 合計(ワーストケース) | 40〜95万円 | 1件の退去で家賃1年分が吹き飛ぶレベル |
うわ、95万って結構しんどい…
ばい。けどこの95万、次の3か条で大半は潰せるとよ。怖がるんじゃなくて、設計で先回りするばい。
中型犬OKのリスクはワーストケースで40〜95万円。怖い数字やけど、礼金・契約書特約・床材物理防御の3か条で大半が潰せる構造になっとる。設計せん大家が損するだけばい。
大家が踏み切るべき4つの理由|空室・家賃・長期入居・築古相性
でもさ、なんでわざわざ中型犬まで広げる必要あるの?小型犬OKでも違うじゃん?
いい質問。小型犬OKは競合が多いんよ。中型犬まで広げて初めて、築古戸建のポジションが「唯一の選択肢」になるばい。理由を4つに分けて整理するけんね。

理由1: 空室期間が一気に短くなる
築古戸建の最大の敵は空室期間ばい。家賃5万円なら、1か月空くと5万円の機会損失。3か月空いたら15万円飛ぶ計算とよ。中型犬OKに振ると、応募の母数が一気に増えて、2〜3か月かかってた客付けが1か月以内に縮むのがワイの体感。
理由2: 家賃を相場+5,000〜10,000円で取れる
中型犬OKは選択肢自体が少ないけん、「相場より高くても、ここしか無いから契約する」が普通に起きる。家賃5万円の物件なら+5,000〜10,000円のプレミアを乗せて募集して、それでも決まる体感ばい。年間にすると6万〜12万円の上振れまである。
理由3: 長期入居になりやすい
これが地味にデカい。中型犬を飼える物件は他に無いけん、入居者は引っ越し先を見つけられん。結果、5〜7年の長期入居が普通になる。退去・客付けのコスト(広告料・原状回復・空室損)を考えると、長期入居=最強のキャッシュフローばい。
理由4: 築古戸建との相性が異常にいい
築古戸建は庭付き・1階あり・隣戸との共用部なしがデフォルトばい。つまり中型犬を飼うのに最適な構造を、最初から持っとる。マンションみたいに階下漏水や鳴き声トラブルを気にせんで済むけん、「築古戸建×中型犬OK」は構造的にWin-Winのセットなんよ。
💡 築古戸建×中型犬OKは「相性最強コラム」
マンション中型犬OKは構造的にハードル高い(共用部・階下入居者・管理組合)が、戸建ては全部クリア。庭でドッグラン、土間で水洗い、傷OKの和室…と、築古の「いい感じの古さ」が逆に犬と暮らすのに合うとよ。
借り手から見ると「築古戸建×中型犬OK」が事実上の唯一解になるけん、ここに供給を出した瞬間に勝てる構造ばい。
中型犬OKは「空室短縮・家賃UP・長期入居・築古との相性」の4点で築古戸建大家にとって全部噛み合う打ち手ばい。やらない理由を探す方が難しいとよ。
ワイの中型犬OK運用ルール3か条|礼金・契約書・床材で全部潰す
3か条、知りたい!
いくばい。3か条はシンプル。金・紙・物の3レイヤーで防御する設計とよ。
- 礼金2か月で原状回復費を先回収(金で防御)
- 契約書特約8か条で曖昧さをなくす(紙で明文化)
- 床材・壁材を物理的に強化(物で防御)

第1条: 礼金2か月で原状回復費を先回収
家賃5万円の物件なら、礼金を2か月分(10万円)取る。これは「ペット飼育料」の名目ではなく、礼金で取るのがポイントばい。礼金は返還不要やけん、退去時の原状回復費の追加バッファとして手元に残せるとよ。
「そんな取れるん?」と思うやろうけど、中型犬OKは選択肢が無いから普通に決まる。借り手も「ここしかないから」と納得して払うとよ。家賃で乗せるより礼金で先回収の方が圧倒的に安全ばい。
第2条: 契約書特約8か条で曖昧さをなくす
これが一番効く。原状回復ガイドラインの「故意・過失」枠を契約書で明文化するとよ。
文言例はこれ。
【ペット飼育の条件(特約条項)】
・承諾しているペットは中型犬1頭とする。
・種別・頭数を変更する場合は、事前に貸主の承諾を得るものとする。
・承諾頭数を超えて飼育する場合は、1頭につき月額3,000円を賃料に加算。なお、その後ペット飼育をしなくなった場合も賃料減額は行わない。
・近隣への騒音・臭い等のトラブル発生時は、借主の責任で速やかに対処。話し合いで解決に至らない場合、貸主はペット飼育承諾を解除し退去を求めることができる。
・糞尿は借主が責任をもって処理し、住居内・敷地内で悪臭が生じないよう常に配慮する。
・ペットは常に清潔を保ち、疾病予防・衛生害虫発生防止等の健康管理に細心の注意を払う。
・ペットが死亡した場合は適切に処理し、敷地内への埋葬は禁止とする。
・ペット飼育による汚損・破損は借主の費用負担にて原状回復を行う。
※アレンジして使ってな。

ポイントは「頭数超過は1頭+月3,000円加算」と「汚損・破損は借主費用にて原状回復」を明文化すること。実契約書ベースなので判例リスクを避けつつ、収益保護まで仕込めとるのが強み。仲介任せにせず、自分で文言を持っとくのが鉄則ばい。
第3条: 床材・壁材を物理的に強化
金と紙で防御しても、現物が崩れたら意味ない。物理的に強化するんは以下の3点で十分ばい。
- 床はクッションフロアまたはペット対応フローリング
- 腰下の壁は腰板・ペット対応クロスに張替
- 畳は退去時に交換で対応
初期投資10〜20万円で、退去時の原状回復が30〜40万円浮くまである。初期投資が一番安く効くポイントとよ。
「礼金2か月で先回収」「契約書特約8か条でルール明文化」「床材物理強化で現物保護」の3層防御で、備えることができる。これが中型犬OKを安全に運用する核ばい。
実際ペイすんの? ワイの5年収支シミュレーション
「で、本当に儲かるん?」っていう一番気になる話。家賃5万円の築古戸建を、中型犬NG運用とOK運用で5年回した時の収支を試算したばい。

| 項目 | 中型犬NG運用 | 中型犬OK運用 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 家賃(5年合計) | 5万×60か月=300万円 | 5.5万×60か月=330万円 | +30万円 |
| 空室損(5年合計) | 6か月×5万=▲30万円 | 2か月×5万=▲10万円 | +20万円 |
| 礼金(入居時) | 0か月=0万円 | 2か月=10万円 | +10万円 |
| 初期投資(床・壁強化) | 0円 | ▲10万円 | ▲10万円 |
| 原状回復費(退去時) | ▲15万円 | ▲30万円 | ▲15万円 |
| 広告料 | ▲10万円 | ▲5万円(長期入居前提) | +5万円 |
| 近隣対応・雑費 | 0円 | ▲4万円 | ▲4万円 |
| 5年トータル | +245万円 | +281万円 | +36万円 |
5年で+36万円!結構乗るね。
ばい。しかも戸数が増えるとリニアに乗ってくる。5戸運用なら5年で+200万円弱まである。
数字以外のインパクトもあるの?
DIYしたのに空室が続くのが一番つらい。
入居力が上がり、退去も出にくいのがないより、大家としては有り難い。
💡 クッションフロアDIYコラム
第3条の「床材物理強化」、業者に頼むと6畳で3〜5万円やけど、ホムセンでクッションフロアを買えば1部屋1万円台でDIY可能ばい。築古戸建大家ならハードル低いし、退去時に貼り替えるだけで現状回復が完了する。初期投資の中で一番コスパ高いのがDIY床材とよ。
5年で+36万円のリターン。築古戸建×中型犬OK×3か条の組み合わせは、やる価値アリ。
中型犬OKにすべき大家・避けるべき大家|判断チェックリスト
「築古戸建×空室で困っとる」ならGO!!

◎ 踏み切るべき大家
- ✅ 築古戸建(庭付き・1階あり)を持っとる
- ✅ 自主管理 or 客付けを自分でコントロールできる
- ✅ 空室期間が2か月以上続いとる
- ✅ 周辺に競合の中型犬OK物件がほぼ無い
- ✅ 床材・壁材のDIYまたは小規模リフォームができる(or 業者ツテあり)
- ✅ 契約書特約を自分で詰められる(or 仲介に伝えられる)
× 避けるべき大家
- ❌ マンション・アパートの上階物件(階下漏水・鳴き声リスク大)
- ❌ 管理会社任せで契約書特約を入れられん
- ❌ 礼金交渉が一切できない地域・物件帯
- ❌ 周辺住戸が密集していて、近隣トラブルが起きやすい
- ❌ 退去後の原状回復で大規模リフォーム原資が出せない
- ❌ 入居者と直接やりとりする気がゼロ
中型犬OKは「築古戸建を持っとる自主管理寄りの個人大家」が一番恩恵を受けるとよ。合う大家・合わない大家がはっきり分かれる打ち手やけん、自分のポジションを見極めて判断するばい。
中型犬OKに関するよくある質問|FAQ
Q1. 中型犬の定義って何?大型犬との線引きは?
A. 一般的には体重10〜25kg程度を中型犬と呼ぶばい。
柴犬・コーギー・ビーグル・ボーダーコリーあたりが代表的。25kgを超えるラブラドール・ゴールデンなどは大型犬枠なので、契約書では「中型犬1頭まで(体重◯kg以内)」と数値で線を引くとトラブル少ないとよ。
Q2. ペット可じゃなくて「中型犬OK」と明記する意味ある?
A. 大ありばい。
「ペット可」だけだと小型犬・猫まで想定されとって、中型犬の飼い主は問い合わせを諦める。「中型犬OK」「大型犬応相談」と明記することで、検索キーワードにも刺さるし、内見申込のハードルがガッと下がるとよ。広告文言は超大事。
Q3. 多頭飼いはどうする?
A. ワイは「中型犬1頭まで、多頭飼いは事前書面承諾」にしとる。
原則1頭でも、入居中に2頭目を希望されたら、家賃の追加で受ける運用ばい。最初から無制限にすると、コントロール効かなくなるけん要注意。
Q5. ペット可賃貸で実際にあったトラブル事例は?
A. ワイの周りで聞く頻発トラブルTop3はこれ👇
- ① 退去時の原状回復で揉める:契約書特約が曖昧/敷金不足で、入居者と費用負担で揉めるケース。
- ② 鳴き声で近隣からクレーム:飼育時間帯ルールが契約書に無く、夜中の吠えで町内会まで巻き込む。
- ③ 臭いが抜けず次客付けが決まらない:脱臭・特殊清掃の費用負担を巡って入居者と再交渉、空室期間も延びる。
3つとも、本記事の3か条(礼金2か月・契約書特約8か条・床材防御)で先回りすれば9割は潰せるトラブルばい。トラブってから動いても遅いけん、契約前の設計が全てとよ。
Q4. 中型犬OK賃貸を出すと、本当に決まる?
A. 反響はやはり市場の原理で増えるな。
ワイのエリアは問合せが1年中あるけん、空室期間で困っとる築古戸建大家は試す価値ありばい。
まとめ|中型犬OKは、踏み切れる大家にとって武器まである

最後にまとめるばい。ワイが現場で使ってる中型犬OK運用の3鉄則はこれ。
- 礼金2か月+契約書特約8か条+床材物理強化の3層防御で固める
- 「中型犬OK」と明記して募集/家賃+5,000〜10,000円のプレミア
- 築古戸建×自主管理寄り×空室で困っとる、なら即GO
中型犬OK賃貸は「リスクが大きいから誰もやらない」のではなく、「設計を知らんから誰もやらない」だけの市場ばい。礼金・契約書・床材の3か条を仕込めば、需給がねじれた美味しいポジションを独占できるとよ。空室で2〜3か月悩んどる築古戸建大家は、騙されたと思って一回試してみてな。
うちもこれで、空き戸建を中型犬OKに切り替えてみるよ。礼金2か月、ちゃんと取る!
その意気ばい!契約書特約は仲介さんに渡す前にワイの文言テンプレ参考にしてな。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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